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飯豊連峰縦走 8.13

8月13日。
2:00に起きた。
何故なら、この日はペルセウス座流星群の日だったからだ。
まだ誰も起きていないこの時間の星空と、あの流星群の流れ星。喜多方、会津の夜景と、新潟の夜景。
そんな景色を見て、昨日までの行程を振り返り、流れ星に願いは込めず、ありがとうと言っていた。
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体が冷えたので1度シュラフに入り、3:30にまた起きて、朝食をとった。
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テントのジップを開けると、目の前の大日岳がモルゲンロートに染まり、準備をする。

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5:00に出て、1度水場で水を汲み、5:30出発。
今日の行程は、飯豊本山ー御前坂ー御秘所ー切合小屋ー地蔵岳ー大日杉にくだる。
開始早々の御西岳から駒形山までの稜線はたおやかで、気持ち良かった。
少し進み、振り返れば、大日岳がまた来いよと言わんばかりに、良い色に変わっていた。
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駒形山の手前の雪渓は地面を削り、見事な景色だった。
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遅い時期だが、花も咲き誇る最高の稜線歩きを越えて、いよいよ目の前に飯豊本山が現れる。
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こんなに気持ち良く、最高の天気のままに飯豊本山へ向かうとは夢にも思わなかった。
ここから左に巻くように頂上を目指す。
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すると目の前に現れた、イカツイ尾根。
大嵓尾根(だいぐらおね)だ。
このなんとも言えない綺麗な尾根に、しばし見とれ、格好良さに吸い込まれそうだった。
いつの日か、ここからアプローチできたらと強く思う。
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その直後、念願の飯豊本山へ登頂した。
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飯豊本山からは、言うまでもなく、見事な景色が広がっていた。
1番奥に見える朳差岳、その手前に見えてるデカイ尾根が梶川尾根。あんな遠くから、あんな尾根を登って来たんだな、、、あれが北股で、あれが烏帽子で、自分が通って来た道と、ここまでの色んな景色、出会い、想いを浮かべて、なんとも言えない感覚、感情。
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最高の20分だった。
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そこから本山小屋へ行き、御目当てのイイデリンドウのバッチを買い、これまた素敵な管理人さんとお話をした。
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また来いよが、とても熱かった。
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本山小屋の水場も見に行ったので、情報の為に載せておく、登山道から少し外れ、30mほど下った場所にあり、水量は豊富で、美味しかった。
そこから御前坂を下る。
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ここは前日、大日岳から眺めていて、随分な坂だなと思っていた場所、長く、急なので、慎重に下りた、、、。
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筈だった、、、。
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3/2ほど下った場所、大きい岩に左足からおりたところで、岩に付いていた砂でスリップ。
トレッキングポールを持っていた為受身が鈍り、一瞬で左肘から岩に落ちた。
体制を立て直した時には、頭の中ではヤバイなと思っていたが、正直skateboardをしていた頃から地球とは喧嘩し慣れていたので、直ぐに対処した。
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前日の夜、テントの中で考えてたんだ。
あまりに良い山行すぎると(笑)
明日、変な怪我しなきゃ良いなって、、、。
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こんな時は昔から当たる。
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やっぱりなぁ~(̿▀̿ ̿Ĺ̯̿̿▀̿ ̿)̄
そう簡単には良い想いなんてできないなぁ。
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左肘を手ぬぐいでキツく巻き、御秘所を越えて、切合小屋を目指す。
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段々肘に血がたまり、曲がらなくなっていくのが解ってたから、早く水で洗いたかった。
小屋が見えた時は少しホッとした。
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小屋に到着すると同時に、管理人さんが「どうした??」と出てきて、色々と声をかけてくれた。
流石の反応に嬉しかったが、大丈夫と声をかけ、ピンポン玉みたいに腫れた肘を絞り、洗い流した。
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skateboardをやってきて怪我に慣れてて良かったし、小屋が近くて良かったし、水があって良かったし、下山日で良かった。
まだ逆についてるなと思ったら少し気が楽になった。
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小屋を後にして、振り返れば飯豊は雲に覆われていた。
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随分とタイミングの良い山行になったもんだ(笑)
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切合の先、分岐から地蔵岳を目指す。
何度も偽ピークがやってくるが、ここまでの山行で偽ピークには何度も騙されて来たから何て事は無かった。
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ただ、水場のマークをあてにしてたら、目洗清水も地蔵清水枯れていて、地蔵岳を越えて、まだあるだろうなんて思ってハイドレーションのバックを確認しないでいたら、長之助清水に着いてびっくり。
丁度水が無くなっていた。
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長之助清水も登山道から少しだけ下りる。
水量は少ないが、凄く冷たくて美味しい。
たっぷり飲んで、回復。
登山道に上がると、唐傘被った叔父さんがいた。
話せば元高校の登山部の顧問だと。
しばし色んな話をした。ブナの実はウイスキーに良く合うとか、このコースの昔話など、清水からザンゲ坂にさしかかった時も、僕らを心配して下で見ていてくれた。
途中、熊の鳴き声が聞こえた時も、「この鳴き声が親で、これが子だから、こっちとこっちに居るよ」とか、とても短時間で色んな知識をくれた。
そんな楽しい下山も、気がついたらあっという間で、大きな杉の木が周りに出始めたら、最終地点の大日杉。
中津川口に着いた。
素敵な時間の終わりは、浦島太郎の様な久しぶり感がある。
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飯豊連峰2泊3日。
山でのhike、縦走は初めてだった。
計画から、天気、出会い、景色、僕の中では全てがパーフェクトだった。
結果的に、左肘も骨には異常はなく、2週間程で腫れも痣も引いた。
今となっては、そんな怪我をした事も含めて、最高のhikeだったと思える。
少しだけ、色んな想いが込み上げて、悔しくて涙を流した場面もあったけど、あの瞬間に、skaterからhikerになったんだと最近は思う。
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シフトしたな、もう自分は歩く事にどっぷりなんだなって、、、。
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もう登った時間とかどうでも良い。どんだけ高い山に登ったとか、何キロ歩いたとか、どーでも良い。
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ただただ、歩きたいに尽きる。
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そんな、基本と、これからの方向性をくれたhikeだった。
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2016年、初めて制定された日に。
とても貴重な経験値を貰った気がします。
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これから訪れる山や景色を、何度見れるか解らないから、じっくりと楽しんで歩みたいです。
それは、何にでも言える事。だと。
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長いログ、お付き合い頂きありがとうございました。
暇ができたら、また違うログあげます。
ゆる~く。
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ではっ!またっ!!
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コメント

No title

ヨッチさん…素晴らしい記事です。
読んだ後の心地よい余韻がたまりません。

そして、正直、読み終わって涙が出ました。
本当に苦楽を共にできて良かったです。
濃密すぎる3日間、これ以上の山行はしばらく出てこないかもしれませんね。
ありがとうございました!

Re: No title

naoさん>ありがとうございます!

何度、感謝の文を書いては消してを繰り返したか(笑)結局カッコつけて何も書きませんでしたが、本当一緒に歩けた事に感謝しかありません。

ログを起こす事を何度も考えて、1ヶ月経っても、自分の中で何も変わらぬ思いのままにかけました。

書き始めたら、楽しくて、毎日、飯豊に行った気になりました(笑)

僕の中で、初めてイメージ通りにmakeしたhikeでした!!


また、遊びましょう!!

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